何を持っておしゃれと言われるかはひとそれぞれ。ただ、おしゃれではないものの線引きは意外と出来るものであります。まずは素材。あきらかに安っぽい合皮やナイロンは持つ人まで安っぽく見られてしまうのでおすすめできません。やはりおしゃれな人や上質さを求める人は総革をベースとしたデザインと機能のバランスが良いメンズバッグを好まれる傾向にあります。特に形が鞄1つで独立して成り立っている姿は凛としていて品格漂うものです。あと裏地にもこだわった粋でおしゃれな鞄かどうかもチェックしてみてください。おしゃれさと容量というのは相容れないものになりやすいのですが、そのバランスが絶妙なバッグもおしゃれであると言えます。下記に私達の考えるカバンのおしゃれなポイントを列挙します。
おしゃれポイントの1つ目としては何と言ってもパッと見た目の鞄の顔の良し悪しです。デザイナーが一番気をつけるポイントでもありますが、パッと見た印象で良いと思ったものはなかなか変わりませんし、その印象が正しいことが多いのも事実です。自分の求めていたトーン(カラーや装飾の具合や革の質感など)がマッチすることがまず第一のポイントと言えます・
第二のポイントは鞄をそれ単体で評価するというよりも、実際に使っているシーンにおいて相手に与えたい印象とミスマッチが無いか、スマートな立ち居振る舞いが出来るかどうかがポイントになります。しっかりしているという印象を与えたければ、色は抑えめのトーンで形は角ばっていて、装飾は少なめのものが良いでしょう。それでいてスマートに立ち振る舞えるように間口は広くバッグ内収納もある程度あって、あるべきところにあるものがあり、芯の安定力が高い、ということがよろしいかと思います。
最後3つ目のポイントは数年間使ったあとの姿をイメージして、そこにおしゃれな自分のイメージが重ねることが出来るかどうか、ということ。使っていくとクタクタになったり、ところどころが剥げてしまったり、糸のほつれや持ち手の芯が折れてしまったり、それで買い換えるなら良いのですが、それをまだ使えるからと言って放置してはおしゃれではありません。そういう仕事の仕方をする人だと思われてしまいます。本当に良い鞄は何年後のことも考えて作られているものばかりです。